消化器内科・内視鏡科みゆきクリニック

       

院長コラム

COLUMN

多摩地域医療 WEBセミナー

9月7日に開催されました多摩地域医療セミナーにおいて、日本医科大学多摩永山病院消化器内科部長 田中 周先生のご講演「急性下痢症の診療〜腸管感染症を中心に〜」の座長を務めさせていただきました。

田中先生はダブルバルーン内視鏡(小腸のカメラ)のスペシャリストとしてご高名な先生で、私も大学病院でダブルバルーン内視鏡ERCPを導入する際に先生の手技を見学させていただきました。

急性下痢症(いわゆる食中毒など)は外来でよく遭遇する病気です。田中先生には急性下痢症の患者さんを診察する際のポイント・注意点などにつき大変わかりやすく解説していただき、日常の診療に非常に役立つご講演でした。

ご講演の中では、焼肉屋さんでのトングの正しい使い方についてもお話がありました。生肉の表面には大腸菌(O-157)などの細菌が付着していることがあります。そのためお肉を焼くときは、専用のトングを使いますが、皆さんは焼けたお肉を取り出すときにもそのトングを使っていませんか?生肉を触ったトングの先端部分には細菌が付着しているかもしれませんので、これはNGです。焼けたお肉を取り出す時には、自分のはしか取り分け専用のトングを使いましょう。正しい順番としては、トング(生肉をつかむ)→トング(鉄板の上でひっくり返す)→はし(焼けた肉を取り出す)、です。

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