医師として長年、消化器内科・内視鏡診療に携わる中で、私は何度となく、悔しく切ない場面に立ち会ってきました。
胃がん、大腸がん、膵がん——
もっと早く見つけられていれば、もっと違う未来があったかもしれない。
そう感じた経験が、私の中に積み重なっています。
目に見えないところで静かに進行するこれらの病気は、初期にはほとんど症状がありません。だからこそ、「早期発見」がすべてを変える鍵になります。
「内視鏡の力で、がんで苦しむ人を一人でも減らしたい。」
その信念のもと、私は日米の先進医療施設で内視鏡診療を学び、実践してまいりました。
そしてこのたび、40年以上地域に根ざしてきた「みゆきクリニック」を、内視鏡専門の「みゆき消化器内視鏡クリニック」として新たにスタートさせることを決意しました。
当院では、胃・大腸内視鏡検査に加え、膵臓がんの早期発見に不可欠な「超音波内視鏡検査(EUS)」も導入しており、専門性の高い内視鏡診療を行っております。みゆきクリニックでのEUSの累積件数は1722件(2025年6月10日現在)であり、大学病院・総合病院レベルの専門的な検査を地域のクリニックで受けていただけます。
しかし私たちが大切にしているのは、単に検査を行うことではありません。
「あなたにとって、今、本当に必要なことは何か。」
それを見極めるために、私たちは一人ひとりの声に耳を傾け、丁寧に向き合います。
内視鏡検査が初めての方、不安がある方も、どうぞお気軽にご相談ください。
このクリニックが、あなたとあなたの大切なご家族の健康を守る「きっかけ」になることを、心から願っています。
これまで培ってきた知識と経験を生かし、皆様の健やかな毎日を支えてまいります。