超音波内視鏡検査とは、先端に小さな超音波装置(エコー)がついた内視鏡を口から挿入し、胃や十二指腸の壁を通して、その奥にある膵臓・胆のう・胆管・肝臓などの様子を詳しく調べる検査です。
体の外から行う一般的な超音波検査と比べて、観察したい臓器により近い場所から超音波を当てることができるため、画像が非常に鮮明で詳しく見ることができます。
超音波内視鏡検査とは、先端に小さな超音波装置(エコー)がついた内視鏡を口から挿入し、胃や十二指腸の壁を通して、その奥にある膵臓・胆のう・胆管・肝臓などの様子を詳しく調べる検査です。
体の外から行う一般的な超音波検査と比べて、観察したい臓器により近い場所から超音波を当てることができるため、画像が非常に鮮明で詳しく見ることができます。
超音波内視鏡下穿刺吸引法(EUS-FNA)とは、超音波内視鏡を使って体内の病変をリアルタイムで観察しながら、専用の細い針を刺して、細胞や組織を採取する検査です。採取したサンプルを顕微鏡で詳しく調べることで、がん(悪性)か良性かの判断を正確に行うことができます。
特に、膵臓がんや胆のう・胆管の腫瘍、リンパ節の腫れ、胃粘膜化腫瘍などの診断において、高い診断能力を発揮します。CTやMRIではわかりにくい小さな病変にも対応可能で、より早期の発見・治療につなげることができます。
EUS-FNAは比較的安全な検査ですが、出血・腹痛・膵炎・腫瘍の播種(転移)などのリスクがあり、発生頻度は1〜2%未満とされています。
当院では、極細の専用針を使用し、安全に十分配慮したうえで検査を実施しています。検査は日帰りで対応可能で、検査時間は約20〜30分程度。鎮静剤と鎮痛剤を併用しますので、多くの方が「ほとんど痛みを感じなかった」とおっしゃいます。
5mmの膵神経内分泌腫瘍に対する超音波内視鏡ガイドせん刺吸引法
病気を早期に見つけるためには、一度きりではなく、定期的に内視鏡検査を受けていただくことが大切です。
しかし、「検査がつらかった」という経験から次回の検査をためらってしまうと、早期発見のチャンスを逃してしまう可能性もあります。
そこで当院では、できる限り苦痛を感じずに受けていただける内視鏡検査を心がけています。
初めての方も、不安のある方も、安心して検査を受けていただける環境を整えています。ご不明な点があれば、どうぞお気軽にご相談ください。
膵がん、膵のう胞(膵管内乳頭粘液性腫瘍【IPMN】など)、神経内分泌腫瘍、慢性膵炎など
胆のう結石、胆のうがん、胆のうポリープ、胆のう腺筋症など
胆管結石、胆管がんなど
肝腫瘍、腎腫瘍、副腎腫瘍、腹部リンパ節、腹水、食道・胃粘膜下腫瘍など
検査予約
超音波内視鏡をご希望の方は、事前に外来を受診して予約をお取りいただくか、WEBまたはお電話でも直接ご予約が可能です。
(*)当院で初めて超音波内視鏡検査を受けられる方がWEBからご予約された場合、検査内容の確認のため、事前にお電話を差し上げることがあります。
ご不明な点やご不安なことがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
安心して検査を受けていただけるよう、丁寧にご案内いたします。
検査前日
検査当日
検査
検査後
保険診療 | 1割負担 | 3割負担 |
---|---|---|
超音波内視鏡(観察のみ) | 2,000円前後 | 6,000円前後 |
超音波内視鏡下せん針吸引法(EUS-FNA) | 6,000円前後 | 18,000円前後 |
(*)全て税込です
(*)上記費用に診察料、薬剤料などが別途かかります
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