- 大腸内視鏡検査は、大腸癌の予防・早期発見のために重要な検査です。
- 内視鏡医の技術の向上、大腸カメラの改良、適切な鎮静剤の使用などにより、患者さんの検査中の苦痛は軽減されております。
- しかし検査の前に大量(1~2L)の下剤を飲むことは、依然として大腸カメラを受ける方の大きな負担となっております。
- その負担をなくすため、当院では大量の下剤を飲まない大腸内視鏡検査を行っています。
消化器内科・内視鏡科
- 多摩市連光寺1-8-3
042-372-4853
大腸内視鏡検査当日に、まず胃内視鏡検査を行います(苦痛を軽減するため、鎮静剤を使用します)。
食道、胃、十二指腸をよく観察してから、十二指腸に下剤を注入します(写真)。当院では内視鏡注水用の専用ポンプを使用しており、下剤を注入するのにかかる時間は2~3分程度です(胃カメラが入っている時間は、合計で7~10分くらいです)。
胃の内視鏡検査終了後、30分から1時間程度で排便が始まり、2時間程度で便がきれいになります。下剤注入のみで便がきれいにならない場合は、追加で下剤を飲んでいただくことがあります。
便がきれいなのを確認できましたら、大腸内視鏡検査を行います。