消化器内科・内視鏡科みゆきクリニック

大量の下剤を飲まない大腸内視鏡検査

大量の下剤を飲まない
大腸内視鏡検査

  • 大腸内視鏡検査は、大腸癌の予防・早期発見のために重要な検査です。
  • 内視鏡医の技術の向上、大腸カメラの改良、適切な鎮静剤の使用などにより、患者さんの検査中の苦痛は軽減されております。
  • しかし検査の前に大量(1~2L)の下剤を飲むことは、依然として大腸カメラを受ける方の大きな負担となっております。
  • その負担をなくすため、当院では大量の下剤を飲まない大腸内視鏡検査を行っています。

大量の下剤を飲まない大腸内視鏡検査とは?

  • 1.

    大腸内視鏡検査当日に、まず胃内視鏡検査を行います(苦痛を軽減するため、鎮静剤を使用します)。

  • 2.

    食道、胃、十二指腸をよく観察してから、十二指腸に下剤を注入します(写真)。当院では内視鏡注水用の専用ポンプを使用しており、下剤を注入するのにかかる時間は2~3分程度です(胃カメラが入っている時間は、合計で7~10分くらいです)。

  • 十二指腸に下剤を注入しているところ十二指腸に下剤を注入しているところ
    写真:十二指腸に下剤を注入しているところ
  • 3.

    胃の内視鏡検査終了後、30分から1時間程度で排便が始まり、2時間程度で便がきれいになります。下剤注入のみで便がきれいにならない場合は、追加で下剤を飲んでいただくことがあります。

  • 4.

    便がきれいなのを確認できましたら、大腸内視鏡検査を行います。

こんな方にお勧めです

  • 大量の下剤を飲みたくない。
  • 胃と大腸の内視鏡検査を同じ日に受けたい。