2026年7月09日
2026年6月に当院で行った超音波内視鏡検査(EUS)は56件でした。
このうち、EUS-FNA(超音波内視鏡下穿刺吸引法)は1件でした。
56件という検査件数は先月と同数で、当院として過去最多の件数です。
また、EUSを受けられた56名のうち13名は、他の医療機関からご紹介いただいた患者さんでした。
EUSの検査時間について
患者さんからは、
「超音波内視鏡は、カメラが太いので苦しいのではないか」
「通常の胃カメラよりも時間がかかるのではないか」
といったご質問をいただくことがあります。
当院では、鎮静剤や鎮痛剤を使用し、できるだけ苦痛に配慮したEUS検査を行っています。
そのため、胃カメラを受けたことがない方でも、問題なく検査を受けていただけることが多いです。
6月のEUSの平均検査時間は8.6分でした。
また、56件中47件、つまり84%の検査は10分未満で終了しました。
ただし、EUSで最も重要なのは「検査時間が短いこと」ではありません。
大切なのは、膵臓や胆道を丁寧に観察し、見落としのない検査を行うことです。
特に膵臓は、EUSでも観察が難しい部位があります。
当院では、見落としやすい部位を意識しながら、膵臓全体を系統的に観察するよう心がけています。
EUSは、技術習得に一定の経験を要する検査です。
膵臓を正確に描出し、無駄のない動きで全体を観察するには、検査の「型」を身につけることが重要です。
私自身も、膵臓を観察する際の手順を決めています。
効率よく膵臓を描出し、必要な部位を一つひとつ確認しながら観察することで、結果として検査時間の短縮にもつながっていると考えています。
今後も、苦痛に配慮しながら、短時間であっても質の高いEUS検査を提供できるよう努めてまいります。