消化器内科・内視鏡科
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胆のう・胆管・膵臓の病気
MULTIPLE DISEASES
MULTIPLE DISEASES
当院の特徴の一つとして、胆のう、胆管、膵臓の診療に力を入れていることです(東京大学消化器内科の胆膵グループの一員として、長年、診療をしてきました)。
胆のう、胆管、膵臓の病気の症状として、次のようなものがあります。
また胆のう、胆管、膵臓の病気は、検診などの血液検査や画像検査(腹部超音波検査)で偶然、発見されることがあります。以下のことに当てはまる方は、お気軽にご相談ください。
胆管とは、肝臓で作られた胆汁が流れる管です。胆管は肝臓の中から始まり、十二指腸まで続いています。胆のうは、胆管の途中についている洋ナシ状の臓器です。
胆管を流れている胆汁は、胆のうの中に一時的に蓄えられ、濃縮されます。食事をすると胆のうは収縮し、濃縮された胆汁を胆管内に戻します。この胆汁は、十二指腸にある胆管の出口(十二指腸乳頭)から排出され、食事中の脂肪やたんぱく質の消化に利用されます。
胆汁の色は黄褐色です。便の色が茶色いのは、この胆汁のためです。また肝臓では、1日に約600 mLから1 Lの胆汁が作られています。
膵臓は、胃の後ろにある長さ15 cm程度の細長い臓器です。膵臓の中には、管(膵管)が通っており、膵臓で作られた膵液が流れています。膵管には主膵管と分枝膵管があり、無数の分枝膵管が主膵管に合流しています。膵管の出口は、胆管の出口と同じで、十二指腸にあります(十二指腸乳頭)。
膵臓の働きは、大きく2つあります。1つは食事の消化です。膵液の中には、タンパク質や炭水化物、脂肪を分解する酵素が含まれていて、食事の消化と吸収を助けています。もう1つは、様々なホルモンを作っていることです。代表的なホルモンがインスリンやガストリンで、血糖のコントロールをおこなっています。