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II. 上部消化管内視鏡(胃カメラ)
ESOPHAGOGASTRODUODENOSCOPY(EGD)
当院で経験した代表的疾患を紹介いたします。
1. 逆流性食道炎(経鼻内視鏡)
食道の粘膜(壁)が赤くただれています(矢印)。これは逆流性食道炎で、胃酸が胃から食道に逆流したためにおきます。典型的な症状としては、胸やけや呑酸(酸っぱい液体がこみ上げてくる感じ)、などです。内服薬(胃酸を抑える薬)が有効です。
2. 食道裂孔ヘルニア (経鼻内視鏡)
食道裂孔ヘルニアとは、食道と胃の境目(食道胃接合部)が、上側(胸側)にせり上った状態です(白矢印の部分)。加齢などにより、食道胃接合部を支える組織が弱くなったために、起きます。
胃から食道への逆流防止機構が弱くなるため、逆流性食道炎の原因となります。
3. バレット食道
バレット食道(赤線と黄色線の間の部分)とは、食道粘膜(壁)の細胞が、胃や腸の細胞に置き換わった状態をいいます。胃酸による食道の炎症(逆流性食道炎)が、原因と考えられています。
バレット食道から、がんが発生する危険性がありますので、定期的に胃カメラを受ける必要があります。
4. 早期食道がん
胃炎の経過観察のため、胃カメラを行ったところ、食道に発赤した部位を認めました。
拡大内視鏡では、病変部位に異常血管を認め、生検で食道がんと診断されました。 早期がんでしたので、内視鏡的に切除可能でした。
5. 食道がん
食道に台形の腫瘍を認めます。胃カメラに引き続いて、がんの深達度診断のため、超音波内視鏡を行いました。その結果、残念ながら内視鏡的治療の対象ではないと判断し、外科的手術を行いました。
6. マロリーワイス症候群(経鼻内視鏡)
30代男性。飲酒後、嘔吐、吐血。2日後に胃カメラを施行しました。食道胃接合部(食道と胃の境目)に、潰瘍を認めます(左写真)。胃の中からの観察では、胃の入り口は発赤しています(右写真)。嘔吐時の機械的な刺激により、胃の入り口が損傷を受けたと考えられます。
7. Zenker憩室(経鼻内視鏡)
食道の入り口付近のところに凹み(憩室)があり、内部に食物がつまっています。
のどに食物がつまる原因や誤嚥性肺炎の原因となります。
症状がある場合は、治療が必要となります。
8. 慢性活動性胃炎(経鼻内視鏡)
30代女性。胃バリウム検査で異常を指摘され、胃カメラを行いました。
胃がんの家族歴があります。
胃の粘膜(壁)は、凹凸が目立ち、壁も薄くなっています(白く見える部分)(左写真)。また点状に発赤している部位も認められます(右写真)。ピロリ菌による慢性活動性胃炎です。
日本人の胃がんの90%以上は、ピロリ菌が関係していると言われています。胃がん予防のため、ピロリ菌の治療が必要です。
9. 腸上皮化生
胃の出口付近に、白色調に盛り上がった部分が見られます(NBI画像)。ピロリ菌による慢性胃炎が進んで、胃の壁の細胞が腸の細胞に置き換わった状態です(腸上皮化生)。
この腸上皮化生から、胃がんが発生する危険性があり、定期的な胃カメラ検査が必要です。
10. 胃潰瘍
胃潰瘍とは、胃酸などにより、胃の壁が深く傷ついた病気です。
原因としては、ピロリ菌や痛み止めの薬、などがあります。
症状としては、心窩部(みぞおち)痛や悪心・嘔吐、胸焼け、があります。潰瘍から出血すると、吐血したり、便が黒くなったりします。
内服薬で治療4か月後。潰瘍は良くなっています。
ピロリ菌がいる場合は、繰り返さないように、除菌する必要があります。
11. 自己免疫性胃炎
通常、ピロリ菌などによる慢性胃炎は、胃の出口付近(前庭部・幽門部)から、胃の粘膜(壁)が薄くなってきます(萎縮)。しかし自己免疫性胃炎では、胃体部(胃の真ん中あたり)の粘膜(壁)は萎縮していますが(左写真)、胃前庭部・幽門部は萎縮していません(右写真)(逆萎縮)。
自己免疫性胃炎とは、自己免疫的機序で胃の細胞が破壊されて起こる胃炎です。
胃がんや胃内分泌腫瘍が発生する危険がありますので、定期的な胃カメラ検査が必要です。また甲状腺の病気の方に起きることがあり、そのような方は一度、胃カメラを受けた方がいいでしょう。
12. 胃ポリープ(胃底腺ポリープ)(経鼻内視鏡)
胃の胃底腺ポリープは、ピロリ菌に感染していない正常の胃に発生します。
病的意義はなく、切除する必要はありません。
逆流性食道炎の治療薬であるプロトンポンプ阻害剤を長期服用すると、胃底腺ポリープが発生し、大きくなることがあります。
13. 胃ポリープ(過形成ポリープ)
胃の過形成ポリープは、ピロリ菌感染と関連があるとされています。
多くは経過観察可能です。ピロリ菌を除菌することにより、ポリープが小さくなったり、消えたりすることがあります。しかし
増大傾向にある場合、癌が疑われる場合、出血している場合などは、切除が必要です。
14. 胃粘膜下腫瘍
胃粘膜下腫瘍とは、胃の壁(粘膜)の内側にできた腫瘍です。そのため、胃がんや胃のポリープと異なり、表面の壁(粘膜)の見た目は正常です。
超音波内視鏡により、どのような腫瘍か診断することが可能です。
15. 早期胃がん(経鼻内視鏡)
慢性胃炎の経過観察目的で、胃カメラを施行しました。
周囲の粘膜(壁)よりも若干、盛り上がっていて、中央部がやや凹んでいる部位を認めました。
NBI画像では、病変がより鮮明に観察できます。生検の結果、がんと診断されました。大学病院にて内視鏡的に切除可能でした。
定期的胃カメラ検査の重要性が、再認識された症例です。
16. 早期胃がん(経鼻内視鏡)
胃の上部に、ポリープ状に隆起した部位を認めました。生検の結果、がんと診断されました。内視鏡的に完全切除可能でした(大きさ:5X5 mm)。
(JR東京総合病院消化器内科 大前知也先生ご提供)
17. 早期胃がん(経鼻内視鏡)
多摩市胃がん検診
で施行した例です。胃体部大弯に、周囲よりも発赤した部位を認めます。
NBI強調画像では、病変がより明瞭に認識可能です。生検で、胃がんと診断されました。
18. 胃がん
80代男性。貧血の精査目的で胃カメラを行いました。胃の出口付近に、大きな腫瘍を認めました。生検の結果、がんと診断され、外科的手術を行いました。
中高年の方の貧血の原因として、胃がんや大腸がんからの出血の可能性があります。胃カメラや大腸カメラをお勧めします。
19. 胃アニサキス症
刺身を食べた後に、腹痛・嘔吐で発症。
緊急内視鏡で、胃の粘膜(壁)に入り込んでいる虫(アニサキス)を認めました。
処置具を使って、虫体を取り出しました。
アニサキスは、サバ、アジ、サンマ、カツオ、イワシ、サケ、イカ、などに寄生します。これらの刺身を食べて、数時間後から、強い腹痛や嘔吐が出現した場合は、胃カメラを受けましょう。
20. 十二指腸潰瘍(経鼻内視鏡)
十二指腸潰瘍は、胃酸などにより、十二指腸の壁が深く傷ついた病気です。
主な原因は、ピロリ菌と痛み止め薬です。
症状は、上腹部痛(特に空腹時)、悪心・嘔吐、などがあります。潰瘍から出血すると、便が黒くなります(黒色便)。
ピロリ菌がいる場合には、繰り返さないように、除菌する必要があります。
21. 十二指腸腺腫
十二指腸に、丈の低い白色調の隆起を認めます(右写真はNBI強調画像)。十二指腸腺腫は、胃や大腸の腺腫に比べ、稀な病気です。
内視鏡的切除が必要な場合がありますが、その手技は熟練を必要とするため、経験豊富な専門施設で行うことをお勧めします。
22. 上腸間膜症候群
20代女性。腹痛と嘔吐精査目的に胃カメラを行いました。十二指腸が狭くなっています(狭窄)が、粘膜(壁)自体は正常です。十二指腸が、腹部大動脈と上腸間膜動脈の間にはさまれたため、せまくなった状態です(上腸間膜動脈症候群)。
内臓脂肪の少ない、痩せた方に起きると考えられています。