COLUMN
2025年1月のコラムで、東京大学消化器内科の濱田 毅先生らによる分枝型膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)の論文を紹介させていただきました。 なんと濱田先生がコラムを読んでくださり、「アメリカからこんな論文が出ていますよ」…
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分枝型膵管内乳頭粘液性腫瘍(以下、分枝型IPMN)の多くは、良性の腫瘍です。 しかし、分枝型IPMNは膵がんの前がん病変と考えられており、一部のIPMNは悪性化する危険性があります。 分枝型IPMNの悪性化には、IPMN…
膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)は、膵嚢胞性疾患のなかでもっとも頻度が多いものです。 日本の施設からは、偶然に発見された膵嚢胞の65%がIPMN、という報告もあります。 IPMNの最も重要な問題点は、この腫瘍が膵がんの前…
膵管内乳頭粘液性腫瘍(以下、IPMN)は、膵ぞうにできる嚢胞状の腫瘍です。 IPMNの多くは良性ですが、悪性化することがあります。 IPMNの悪性化には、嚢胞自体ががん化する場合(IPMN由来膵がん)と、嚢胞とは離れた部…
2024年に膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)の新しい国際診療ガイドラインが発表されました。 最新ガイドラインでは、IPMN悪性化予測因子の改訂がおこなわれています。 このガイドラインが実臨床でどのくらい有効なのかは、今後…
2023年に膵管内乳頭粘液性腫瘍(以下、IPMN)の国際診療ガイドラインが改定されました。 本コラムでは、IPMN悪性化の懸念される所見(Worrisome features)6〜10について解説します (「悪性化の危険…
症例 20代女性の方です。 上腹部痛があるため、他院で腹部エコー検査を受けたところ、膵ぞうに腫瘍を認めました。 精査・加療目的に大学病院を受診し、造影腹部CTで膵頭部に腫瘍が確認されたため、超音波内視鏡検査目的に当院を紹…
2023年に膵管内乳頭粘液性腫瘍(以下、IPMN)の国際診療ガイドラインが改定されました。 院長コラムでは、ガイドラインのうちIPMN悪性化予測因子とIPMNの経過観察法・期間について解説しています。 IPMN悪性化予測…
症例 40代女性の方です。 健診の腹部エコー検査で、膵ぞうに嚢胞を指摘されたため、当院を受診しました。 腹部MRIでは、膵尾部に2cmの嚢胞を認めます。 <腹部MRI> 超音波内視鏡検査では、…
膵管内乳頭粘液性腫瘍(以下、IPMN)は、膵のう胞の中でもっとも頻度が多い腫瘍です。https://miyuki-cl.com/blog/膵嚢胞(すいのうほう)とは?/ 2006年にIPMNの国際診療ガイドラインが初めて…